広島市は広島地区の産業の活性化をねらって、市長自ら、広島の自動車産業の売り込みに欧米自動車メーカーへのトップセールスを展開してきました。具体的には2000年10月、米国自動車メーカー訪問。2002年10月、欧州自動車メーカー訪問。2003年4月、韓国訪問を行なっています。その成果として、具体的な部品ビジネスへと発展してきています。その経緯の中で、より地場企業への受注を活性化させるには、広島に自動車の受託開発を行なう会社の必要性が認識されました。そこで広島市が中心となり新会社の設立準備が行なわれ、2001年10月に広島市の呼びかけにより地元の自動車関連企業5社による研究会が発足し、新会社の設立準備がなされました。そして2003年5月20日に、株式会社HIVEC(ハイベック)が設立されました。
国内外の自動車メーカーは再編成期(系列化の崩壊)を迎えています。各自動車メーカーとも、多様化する消費者ニーズの急速な変化にスピーディーに対応し、品質の向上、開発期間の短縮を図るとともに、開発経費を削減するため、開発業務をアウトソーシングする傾向が顕著になっています。一方、広島はマツダを中心とした優れた自動車技術を持つ関連企業が集積している世界でも有数の自動車産業拠点です。株式会社HIVECは、自前の開発力に加え、地元の自動車関連企業の優れたユニット・部品レベルの技術と人的資源を結集することで、自動車メーカーが求めている開発を一括受注することが可能な事業体として設立されました。
HIVEC(ハイべック)とは、
Hiroshima Vehicle Engineering Company
(広島自動車開発会社)の意味である。I は、International の I の意味も含む。